
陰陽座
このバンドを知るきっかけになったのはFM851でやっている『和田誠のキャプテンロック!』だ。
確かこの番組のイベントの参加バンドの中に陰陽座がいて、
その時流していた「桜花の理」(in『百鬼繚乱』)が最初だったと思う。
その時はとにかく衝撃的だった。
歌い方は和風なのに、バックに流れているのはまさしくHR/HM(一応ジャンルは妖怪重金属)。
なのに、絶妙にマッチしている。
普通に考えれば絶対に合わないと思わせる二つの要素がうまいこと合わさっているのだ。
それだけで十分だと思った。
自分的にいい曲だと思わせる基準(趣味というのとは少し違う)というのは
後になっても頭の中をその曲が周るかどうかなのだが、
この曲だけはかなり長くまで残った。
やっぱりインパクトがあったというのがまず思うことだが、
それだけでは無く、曲の良さというのも無いとやっぱり頭の中では残らない。
ただ残念なことにこのバンドは当時まだインディーズの状態だったので、
CDを探すことが難しかった。
そして、そこからしばらく経って、メジャーデビューするということを聞いたときはかなり嬉しかった。
すぐさまCDを予約し購入したほどだ。
その数ヵ月後にインディーズ時代のCDを再販するということが決まった時も友人に頼んで買ってきてもらった。
少しして、産経新聞にて陰陽座の記事が載っていたのだが、
オリコンチャートでも『煌神羅刹』がデビュー盤としては驚異の50位以内という快挙を成し遂げたということが書かれてあった。
その記事の中にあったライブの写真を見て、ライブに行きたくなったが、
まだその当時は高校生でライブに行けるほどお金があるはずもなくCD購入が精一杯だった。
けれども大学に入り、バイトを始めるとお金に余裕が出来たので、ライブにも行けるようになった。
HR/HMのバンドはライブに行ってみるとその魅力というのが余計に分かると思う。
陰陽座もCDとは違ったライブで見えるノリの良さというものがある。
うまくは言えないが、やはりそういうのがあるからこそライブに行った後でも
次大阪に来たらまた行こうと思わせるのである。
是非ともアルバムを買ってみてよかったら、一度ライブに行ってみて欲しい。
そうすれば、なぜここまでオススメするか分かると思うから。
オススメ曲ベスト5
第1位 桜花の理
何と言ってもコレ。絶対にオススメ。
第2位 煌
サビ部分の瞬火さんと黒猫さんのハモリがいい。
第3位 癲狂院狂人廓
スピード感溢れるナンバー。
第4位 火車の轍
いかにもなライブナンバー。とにかくライブで聴くとテンションが上がる。
第5位 月に叢雲花に風
メジャーデビューシングル。再び陰陽座を聴くようになったきっかけとも言える曲。
